漂流

知らない人に抱かれて夜の海思い出してた
まるで宙に浮かんでるような感覚
わたしだけ・わたしだけが・いつでもわたしだけが
不幸のヒロイン気取ってる

時間ないお金もないお気に入りの靴もない
行き交う人と比べてばっかり
聞いて 聞いてよ
少しだけでいい

かさぶた剥がしだすといつまでも止まらなくて
溢れた血の味を確かめた
今・わたしだけが 今・わたしだけを
ゆるせない

消えないぬくもりがここにあったなら わたしまともでいられたのかな
知らない人に抱かれて夜の海思い出してた

ごめんね ただの抜け殻なのに
なんにも感じなくて叫んだ「強くして」
忘れたい 忘れたい 忘れたい 忘れたい

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