少しだけ一人になりたくなって
クローゼットの中息を潜めた
わたしはいつでも同じことしか言えないから
つまらなく思う誰かをまたうんざりさせてるの?
むずかしい問いに答えようとして
クローゼットの中ひっかきまわした
みんな持っていてわたしが持ってないもの
何度探してもここにはない
誰にも言えない悩み事や
隠しておきたい汚いもの
しまっておくにはここではもう小さすぎて
ばれないように笑ってたの
なんにもないよ
なんにもないよ
なんにもないよ
なんにもないよ
「欠点は個性だよ」って言ってくれたあの子の事は、
最後まで好きになれなかった
壊れはじめてるこの世界がいつまでも綺麗に見えるのは
偽物のエナメルみたいにただ、いやらしく光っているだけでしょう?
なんにもいらない
ただ「わたし」で居たくないだけ
はじめからみんな同じで良かったのに
あんたの方が
あんたの方が
あんたの方が
あんたの方が
羨ましいよ